ブログ
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営業所だより
今回の営業所だよりは島根県松江市のコダマサイエンス法人営業部をご紹介します。 法人営業部は法人のお客様を担当しています。建設・建築施工の工務店様をはじめ大工さんや住宅関連の不動産屋や畳屋さん等たくさんの企業様と連携し、シロアリ防除などを行... -
人文虫学⑤(私的分類学) ―人と虫との関わり学―
普遍的な感性を失わない文化 コダマ虫太郎 本稿は、虫にまつわる人物や文学に始まり、科学技術の限界や経済社会の幻想を経て、確かな社会とは何か?という少し尊大なテーマに及びましたが、今号が最終章です。 自然を全身で感じた人 野外で過ごすと食事が... -
人文虫学④(私的分類学) ―人と虫との関わり学―
文明の限界と確かな社会 コダマ虫太郎 科学技術の限界 もしも、科学技術が、我々の生命維持にとって最も重要な食料である、穀物や動物性蛋白質などの食材を、ゼロから合成することに成功したなら、現代科学と経済を神とするこの現実の経済社会という一神教... -
人文虫学③(私的分類学) ―人と虫との関わり学―
経済の鎖と現代社会の幻想 コダマ虫太郎 前号は、「食べて遊んで愛しむ虫」、を取り上げました。科学の方向性と文明社会の幻想について考えます。 虫(自然界)に学ぶ科学 機械と動力の大変革と進歩、いわゆる産業革命(十八世紀後半~)は、工業生産によっ... -
人文虫学②(私的分類学) ―人と虫との関わり学―
食べて遊んで愛しむ コダマ虫太郎 前号は、「虫屋」を自認する人たちの文学と、虫と文化の関係に触れました。 虫を食べること 虫が嫌いな人は否定的かも知れません、しかし今でも世界の各地でご馳走として虫が扱われている習慣がある以上、農耕文化以前は... -
人文虫学①(私的分類学) ―人と虫との関わり学―
文化を育んだ虫 コダマ虫太郎 日本文学と虫 古来、日本の文学では、情景の描写に花鳥風月と並んで「虫」が登場したものです。紫式部、清少納言、志賀直哉の作品にも日常風景の描写に「虫」が織り込まれています。 しかし、現代に近づくほど、情景は風景へと変... -
虫の文化史 ⑰(虫偏のムシ) ―人と虫が奏でる文化―
「蛸(タコ)」の話 コダマ虫太郎 「蛸」はテコから タコを漢字で書くと、虫偏に、肖(しょう)と書きます。英語の「オクトパス」は、もともとラテン語で、「八本足」のことです。日本名の「タコ」は、新井白石によると、タコの「タ」は「手」で、「コ」は... -
虫の文化史 ⑯(虫偏のムシ) ―人と虫が奏でる文化―
「蛙(カエル)」の話 コダマ虫太郎 「カエル」の意味 カエルは漢字で書くと「蛙」。虫偏(へん)に土を二つ書きます。これを中国では、「あ」と発音します。英語の「フロッグ」は、ドイツ語の「フロッシュ」の流用で、喉を鳴らす意味です。いずれも、鳴き... -
虫の文化史 ⑮(虫偏のムシ) ―人と虫が奏でる文化―
コオロギの話 コダマ虫太郎 コオロギの音 身近な野の虫「コオロギ」ですが、日本だけではなく世界的にポピュラーな山野の虫です。彼らは、作物を食べる害虫ですが、綺麗な声と、闘争心から、人間に愛玩された虫です。ちなみに、コオロギはその昔「キリギリ... -
虫の文化史 ⑭(虫偏のムシ) ―人と虫が奏でる文化―
日本人とトンボ コダマ虫太郎 昔から日本人は、何かと「トンボ」を意識してきたようです。他の国と比べると、日本とトンボとの関係は半端ではありません。結論から言えば、「トンボは日本を代表する虫」といえます。 トンボの国 日本の別名を、「秋津島」...