コラム
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スズメバチの種類と見分け方|危険度や大きさ・巣の形の特徴を解説します
スズメバチは非常に攻撃性のあるハチとして有名です。その中でも、特に危険な種類のスズメバチがいるのをご存じでしょうか。日本ではさまざまな種類のスズメバチが生息しているため、特徴を知っておくと万が一の時に役立ちます。
今回は、スズメバチの種類を見分ける方法を解説します。それぞれの危険度や大きさ、巣の特徴などを紹介しますので、自分の身を守るためにご活用ください。
スズメバチの見分け方
日本には17種類のスズメバチが生息していると言われています。その中でも特に危険なのは、以下の3種類です。
種類 | 危険な理由 |
---|---|
オオスズメバチ | 最も攻撃性が高く、毒性も強い |
キイロスズメバチ | 個体数が多く、都市部でも営巣可能 |
モンスズメバチ | 日没後の夜間でも活動できる |
上記のスズメバチはどれも毒性が強いのが特徴です。特にオオスズメバチの毒針は、防護服を貫通すると言われています。何かの拍子で攻撃的になる可能性もあるため、見つけた際は刺激せずに離れるようにしましょう。
モンスズメバチ以外のスズメバチは、夕方から日没後に活動が弱まるのが特徴です。日中に捕食や巣を守るために攻撃しているという習性を知っておけば、危険を回避しやすくなります。
次に、スズメバチを発見した場合の見分け方を解説していくので、参考にしてみてください。
巣の形や場所で見分ける
スズメバチを見かけた時に、最も簡単に見分けられる方法が巣の形です。スズメバチの巣の形状にはそれぞれ特徴があるため、イメージとして覚えておくと良いでしょう。以下のような特徴の組み合わせで、スズメバチの種類が特定できます。
- 形状が、つりがね型または球状
- 模様が、貝殻模様または波模様
- 底に穴が空いているか、空いていないか
- 巣の場所が、地中や屋根裏などの閉鎖空間、または軒下や木の枝などの解放空間
例えば、オオスズメバチであれば、「つりがね型・波模様・底に穴が空いている・地中に作られやすい」などの点が特徴です。一方で、キイロスズメバチは「球状・貝殻模様・底に穴はない・屋根裏や軒下などあらゆる場所で巣を作る」といった傾向があります。
ただし、巣を確認する際は近づきすぎるとスズメバチを刺激してしまうため、十分気をつけましょう。
大きさで見分ける
スズメバチの種類を見分ける方法には、大きさで見分けるのもおすすめです。まず、最も危険なオオスズメバチは体長が約4cmで、スズメバチの中でも大きい部類になります。また、モンスズメバチはオオスズメバチよりも一回り小さいのが特徴です。
ただし、スズメバチは大きいほど危険かと言うと、必ずしもそうではありません。例えば、2番目に危険なキイロスズメバチは、モンスズメバチよりもさらに一回り小さくなります。小さいからと油断せず、スズメバチを確認する際は刺激しないようにしましょう。
見た目で見分ける
スズメバチの種類を見分ける際に、見た目を観察するのは有効です。ただし、近づかないと判別できない場合もあるため、無理に確認するのは避けましょう。
例えば、オオスズメバチは全体的にオレンジ色をしているのが特徴です。一方で、モンスズメバチには左右対称の黒い模様があります。このように、模様や色と合わせて大きさを見れば、ある程度は種類が特定できるようになるでしょう。
スズメバチの種類
スズメバチの種類について、どのような特徴があるのかを解説していきます。今回は9種類のスズメバチを紹介しますので、参考にしてください。
オオスズメバチ
オオスズメバチは、最も凶暴で危険なスズメバチです。
毒性 | 非常に高い |
---|---|
大きさ | 大型 |
攻撃性 | 非常に高い |
巣の特徴 | つりがね型
波模様 底に穴が空いている 地中に作られやすい |
オオスズメバチの巣は、里山や雑木林などに作られるのが特徴です。地中に巣を作るため見つけにくく、うっかり近づくと集団で攻撃してきます。巣に近づくと、カチカチと大きな顎を鳴らして威嚇してくるので、音が聞こえてきたらゆっくりとその場を離れるようにしましょう。
モンスズメバチ
モンスズメバチは、唯一夜間に活動できるスズメバチです。
毒性 | 高い |
---|---|
大きさ | 中型 |
攻撃性 | 高い |
巣の特徴 | つりがね型
波模様 底に穴が空いている 地中に作られやすい |
モンスズメバチの巣は地中の他に、大木の空洞などに作られるのが特徴です。引っ越しをする習性もあるため、天井裏などに移動することもあります。セミやトンボなどの昆虫を主食にしているため、それらの生物が減少している都心では個体数が減ってきました。
キイロスズメバチ
キイロスズメバチは、全国で被害が最も多いと言われているスズメバチです。
毒性 | 高い |
---|---|
大きさ | 小型 |
攻撃性 | 高い |
巣の特徴 | 球型
貝殻模様 地中・屋根裏・軒下・木の枝など、 |
キイロスズメバチは雑食のため、都市部でも生活できるのが特徴です。巣の場所も多岐にわたり、活動期には巣の直径が1mにおよぶことも少なくありません。体は小さくても毒性と攻撃性は高いため、見つけたら刺激しないようにしましょう。
コガタスズメバチ
コガタスズメバチは、オオスズメバチによく似たスズメバチです。
毒性 | 低い |
---|---|
大きさ | 中型 |
攻撃性 | 低い |
巣の特徴 | 球型
貝殻模様 (初期は逆フラスコ型) 木の枝などに巣を作る |
コガタスズメバチは、オオスズメバチやキイロスズメバチに似ていますが、攻撃性は高くありません。都市部でもよく見かけるスズメバチで、何でも食べるのが特徴です。見分け方は、翅の下に模様があればオオスズメバチで、黒ければコガタスズメバチと覚えておきましょう。
ヒメスズメバチ
ヒメスズメバチは、最も攻撃性が低いスズメバチです。
毒性 | 低い |
---|---|
大きさ | 大型 |
攻撃性 | 低い |
巣の特徴 | つりがね型
波模様 底に穴が空いている 巣穴が多い 地中や屋根裏などに巣を作る |
ヒメスズメバチは、オオスズメバチのような大きな体を持っています。見た目は怖そうなイメージがありますが、基本的にはおとなしい性格です。体の大きさの割に小さな巣を作る点が特徴で、床下や換気扇の排気口などの隙間に巣を作ります。
チャイロスズメバチ
チャイロスズメバチは、攻撃性も毒性も高いスズメバチです。
毒性 | 高い |
---|---|
大きさ | 小型 |
攻撃性 | 高い |
巣の特徴 | 鐘型
地中や屋根裏などに巣を作る 他のスズメバチの巣を奪う習性 |
チャイロスズメバチは、モンスズメバチやキイロスズメバチの巣を奪うことで知られています。春になると大きくなる前の巣を襲い、女王蜂を刺して巣を乗っ取るのが特徴です。奪われた巣の働きバチは、チャイロスズメバチの幼虫を育て、巣を拡大していきます。
ツマグロスズメバチ
ツマグロスズメバチは、沖縄の八重山諸島に生息するスズメバチです。
毒性 | それほど高くない |
---|---|
大きさ | 小型 |
攻撃性 | 高い |
巣の特徴 | 球型
貝殻模様 (初期は逆フラスコ型) 底に穴が空いている 木の枝や草むらなどに巣を作る |
ツマグロスズメバチは、毒性は低いものの攻撃性が高いのが特徴です。刺激すると集中攻撃される可能性があるため刺激しないようにしてください。体は全体的に黒色で、お腹の部分だけがオレンジ色になっています。沖縄に観光に行く際には、十分注意しましょう。
ツマアカスズメバチ
ツマアカスズメバチは、東南アジアや中国、台湾などから日本に渡ってきた外来種です。
毒性 | それほど高くない |
---|---|
大きさ | 小型 |
攻撃性 | 非常に高い |
巣の特徴 | 球型
貝殻模様 初期は地中などに巣を作る 軒下や木の枝などに引っ越す |
ツマアカスズメバチもツマグロスズメバチと同様で、毒性は少ないものの攻撃性が高いのが特徴です。スズメバチの中では小さいですが、営巣期間が5~11月と長めの傾向にあります。初期段階では地中に営巣しますが、規模が大きくなると高層ビルのような場所に巣を作ることも珍しくありません。見分け方は、鮮やかな黄色い足とお腹です。
クロスズメバチ
クロスズメバチは、体長10mm程度の小さなハチです。
毒性 | 弱い |
---|---|
大きさ | スズメバチの中で最も小型 |
攻撃性 | 弱い |
巣の特徴 | 球型
地中や屋根裏などに巣を作る |
クロスズメバチは毒性も攻撃性も低いのが特徴です。ただし、地中や木の根にある巣を誤って踏んでしまうと刺されてしまうこともあります。毒性は弱くても、複数回刺されれば、ショック症状を起こすこともあるので気をつけましょう。見分け方は、全身が黒っぽく、白い縞模様があるかを確認します。
まとめ
スズメバチにはさまざまな種類が存在し、巣の形状や体の大きさもそれぞれです。その中でも、オオスズメバチ・キイロスズメバチ・モンスズメバチは危険な種類のため、見つけた時は刺激しないようにその場から離れるようにしましょう。
「コダマサイエンス」は、スズメバチの巣の調査から駆除までを行っている専門業者です。現地調査でスズメバチの種類を特定し、効果的な方法で駆除を行っています。作業完了後もスズメバチが戻ってこないように、薬剤散布などの対策を行うのも特徴です。
スズメバチを自力で駆除しようとすると、刺激を与えて攻撃してくることも珍しくありません。特に、夏場はスズメバチの活動が活発になるため、早めに業者に依頼するのが安全です。自宅の近くなどでスズメバチを見かけた場合は、コダマサイエンスにご相談ください。