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シロアリ駆除は必要ない?鉄筋コンクリート造の場合は?予防を行うべき家の特徴も紹介
「家を建ててからまだ10年しか経っていないから」「鉄筋コンクリート造だから大丈夫」と、シロアリ駆除を必要ないと思っている方は多いです。
シロアリと聞くと古い木造住宅が被害に遭いやすいイメージがありますが、築10年の家や鉄筋コンクリート造も、シロアリの温床になってしまう可能性があることをご存知でしょうか。
本コラムでは、「シロアリ駆除は必要ない」と思っている方にもぜひ知っておいてほしい予防を行うべき家の特徴をご紹介します。シロアリ駆除が本当に必要ない期間や、駆除や予防が必要な理由についても解説しますので、ぜひ最後まで目を通してください。
シロアリ駆除は必要ない?
結論から申し上げますと、「築10年だから」「鉄筋コンクリート造なら安心」とシロアリ駆除が必要ないと思い込むのは間違いです。なぜなら建ててから10年しか経過していない家やコンクリートでも、実際に被害に遭ったケースは数えきれないからです。
シロアリ駆除が必要ないのは「新築のごくわずかな期間」だけ
シロアリ駆除が本当に必要ないのは、新築のごくわずかな期間だけです。そのため、たとえ新築時にシロアリ消毒を行っていても、効果があるのは5年程度と考えてください。
以前は10年程効果が持続する薬剤が使われていたこともありますが、人体だけでなく環境にも悪い影響を及ぼす可能性があると判明したため、現在では使用不可の薬剤です。
「築10年しか経っていないから」と考えずに、5年程経過したら業者に点検を依頼して駆除を行いましょう。
シロアリ駆除と防除の違い
シロアリ駆除と防除は似ていますが、厳密には異なります。「シロアリ駆除」とは家にシロアリ被害を見つけた場合に駆除することを言い、一方「シロアリ予防」とはシロアリ被害に遭う前にシロアリが出ないように予防することを言います。
- シロアリ駆除:駆除+消毒
- シロアリ予防:消毒
上記のように考えていただいたら、わかりやすいかも知れません。駆除を依頼する一般人だけでなく、シロアリ駆除業者や情報サイトでも駆除と予防を混同している場合もあるため、依頼前に作業内容を確認しておきましょう。
シロアリ駆除・予防が必要な2つの理由
「シロアリが出ても、そのままにしておいてはいけないの?」「駆除はわかるけれど、予防が必要なのはどうして?」と感じている方に向けて、シロアリ駆除・予防が必要な2つの理由を解説します。
➀シロアリ被害によって高額な修繕費がかかる
家がシロアリ被害に遭ってしまうと、家を支える大切な役割を担っている柱が食べられてしまいます。後から直そうと思っても、補修工事や修繕工事などの高額な費用負担がのしかかるでしょう。
シロアリ駆除費用は業者によっても異なり、坪数によってはそれなりの料金が必要です。しかし、シロアリ被害に遭ってから修繕するよりも、前もって対策しておく方が結果的に費用負担を減らせます。
➁シロアリ被害によって耐震性が下がる
シロアリが食べた後の柱はスカスカの状態になります。これを放置しておくと家の耐震性が下がり、非常に危険です。日本は地震大国のため、大規模な地震が来た際に家が倒壊してしまう可能性が高まってしまうでしょう。
家族の命と安全を守るために、家のメンテナンスとしてシロアリ駆除・予防が欠かせないのです。
特にシロアリ駆除・予防を行うべき家の特徴を解説
シロアリ駆除・予防を行うべき家には、これらの傾向が見られます。
<特にシロアリ駆除・予防を行うべき家の特徴>
- 蟻道がある
- 羽アリを発見した場合
- 建物にシロアリ被害がある
もしこれらの傾向が見られた場合には、すぐに業者に依頼して駆除・予防を行うべきです。
➀蟻道がある
蟻道とは、簡単に言うとシロアリの通り道です。シロアリは明るい場所が不得意なため、地面から砂やシロアリの排泄物などを含んだ蟻道を伸ばして移動します。蟻道を見つけたら家にシロアリが侵入している可能性が高いと思って良いでしょう。
➁羽アリを発見した場合
家の中や庭などの敷地内で羽アリを発見した場合、早めに専門業者へ相談することをおすすめします。シロアリは成長すると、一部の個体だけ羽アリになります。そして4~9月の時期になると、新しい住みかを求めて移動を始めるのです。
羽アリが家の中や近くにいるということは、シロアリが自宅を住みかにしている可能性が高いことにつながります。一方で、集団で移動する羽アリを見かけたことがない場合は、シロアリが住み着いている可能性も低いでしょう。
➂建物にシロアリ被害がある
建物に以下のような特徴が見られた場合は、シロアリ被害を疑いましょう。
<被害箇所の特徴>
- 歩いたときに床がしなる
- 床を叩くと軽い音が鳴る
- 畳を踏むと沈む感じがする
- 床下の木材が食べられてスカスカになっている
- 庭に敷いた枕木や木製のフェンスに食害痕がある
シロアリの姿が確認できない場合でも「歩いたときに床がしなる」「畳を踏むと沈む感じがする」などの特徴があるようなら、すでに被害に遭っている可能性があります。特に玄関は家の中でもシロアリの被害に遭いやすい場所のため、空洞音がしないか床を叩いて確認する方法を試してみてください。
また、家の中だけでなく庭もチェックしておきたいポイントです。木製のフェンスなどがある場合には、食べられた形跡がないかチェックしてください。もし該当する項目があるのなら、自宅への被害も確認することをおすすめします。
もしシロアリ被害と思わしき特徴を見つけたならば、これ以上被害を広げないために専門業者に駆除・予防を依頼しましょう。
鉄筋コンクリート造ならシロアリ駆除は必要ない?
鉄筋コンクリート造ならシロアリ駆除は必要ない、というのは間違いです。鉄筋コンクリート造でもシロアリ被害に遭う可能性はあります。
なぜなら、床下がコンクリートでもシロアリは1mm程度のすき間さえあればそこから侵入してくるからです。コンクリートを食べることはありませんが、かじって穴をあけられる恐れもあるでしょう。
「コンクリートのベタ基礎だから大丈夫」と思っている方でも、絶対に被害に遭わないとは言い切れません。コンクリートに穴があくと強度が落ち、自宅の安全性が損なわれてしまいます。「鉄筋コンクリート造だから大丈夫」と過信せずに、適切な対策を行いましょう。
まとめ
「わが家はコンクリート造だからシロアリ駆除は必要ない」「家を建ててから10年しか経っていないから大丈夫」と思っている方に向けて、シロアリ予防を行うべき家の特徴をご紹介しました。
シロアリ駆除が本当に必要ないのは、家を建てて間もない期間だけです。家を建ててから10年経過している場合には、予防効果が切れている可能性があるため、シロアリの被害がないか確認してみましょう。
シロアリに木材を食い散らかされてしまうと、家の耐震性が低下します。万が一地震が起こった場合に、家が倒壊してしまう恐れがあるため、適切な対策が必要でしょう。
「株式会社コダマサイエンス」では、広島・鳥取・島根の山陰地方のシロアリ防除および駆除を行っています。社団法人日本しろあり対策協会に加盟しており、すでに40,000人を超えるお客様にご満足いただいている実績もあります。
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