シロアリ駆除にかかる費用の相場|安くする方法や補助金についても徹底解説!

お財布の中身を見て驚く女性 シロアリ駆除費用

 

シロアリの駆除はあまり経験することではないので、「費用がいくらかわからない」「支払えないかも」など不安や疑問を抱く人もいますでしょう。そこで今回は、シロアリ駆除にかかる費用相場や安く済ませる方法について解説します。

 

駆除にかかる費用の内訳や業者選びの注意点についても解説しますので、初めての人はぜひ参考にしてみてください。最後に、シロアリ駆除に関するQ&Aも紹介します。

 

目を通していただければ、費用について納得した上でシロアリ駆除を依頼できるはずです。

 

シロアリ駆除にかかる費用の相場は1坪1万円程度

畳とふすま

 

一般財団法人経済調査会の統計によれば、シロアリ駆除にかかる費用の相場は10,725円/坪(3,250円/㎡)です。駆除費用は1坪あたりか1㎡あたりのどちらかで算出されます。また、施工面積が広くなるにつれて費用は高くなります。

 

それでは、自力でシロアリ駆除を行う場合、どれほどの費用が必要なのか見ていきましょう。

 

自力でシロアリ駆除を行う場合の費用

自力でシロアリ駆除を行う場合の費用は、次のとおりです。

【自力でシロアリ駆除を行う費用】

駆除範囲 費用
1㎡ 約8,000円
10㎡ 約11,100円
15㎡ 約12,800円
20㎡ 約14,500円

※木部処理を想定

 

<費用の内訳>

  • 駆除剤:約340円/1㎡
  • 駆除用装備一式:7,700円
    ※装備一式はゴーグル、手袋、防護服、マスクなど

 

業者より費用は安いですが、自力駆除はおすすめできません。理由は以下の2つです。

 

<自力駆除がおすすめできない理由>

  • 完全に駆除できない恐れがある
  • 作業には危険が伴う

 

専門知識のない人が駆除を行った場合、シロアリの浸食が進んでいる箇所などを見逃す可能性があります。そのため、業者へ依頼した後のような完全な駆除に期待できません。

 

さらに、床下作業はケガやホコリの吸引といったリスクも伴うため、シロアリ駆除は業者への依頼を検討しましょう。

 

「シロアリ駆除費用が高い」と言われる理由

戸建ての床下の入り口

 

シロアリ駆除費用が高い理由は、作業の負担が大きいためです。シロアリ駆除は床下で行われますが、地面を這いながら作業を行います。

 

さらに、駆除剤はまんべんなく散布しなければなりません。住宅の大きさにもよりますが、数百ℓの駆除剤を散布するケースもあります。

 

ケガなどのリスクもあるため、シロアリ駆除の費用は高額に設定されています。

 

シロアリ駆除にかかる費用の内訳

シロアリ駆除にかかる費用の内訳を見ていきましょう。高額な費用を納得した上で支払うためにも、各内訳をチェックしてみてください。

 

➀施工費用

施工費用とは、主に以下4つの費用から構成されています。

 

<施工費用について>

  • 駆除の作業費
  • 人件費
  • 清掃+養生費
  • ハツリ工事費(コンクリートを削る場合)

 

シロアリの駆除から予防までをまとめて行う場合、上記の費用が施工費用として請求されます。シロアリの駆除方法や施工範囲によって各費用は増減するため、見積もりを出してもらった際は確認してください。

 

➁薬剤費用

薬剤費用とは、シロアリ駆除・予防に必要な駆除剤の費用です。こちらも施工範囲が広がるほど薬剤費用は高額になります。

 

例えば、「イエシロアリ」と呼ばれるシロアリの場合、より広範囲な施工が必要なため費用は高くなりがちです。

 

➂防腐対策費用

床下の木材に腐朽・カビなどが発生している場合、防腐対策費用もかかります。作業は原因の除去+再発生の防止処理です。シロアリ駆除とは異なる専用の薬剤が使用されるほか、追加作業も必要なため別途「防腐対策費用」として請求されます。

 

ただし、シロアリ駆除とは目的が異なるため、断ることもできます。被害状況の大きさから、対応してもらうのが良いかどうか判断しましょう。

 

シロアリ駆除にかかる費用を安くする方法

シロアリ駆除にかかる費用を安くする方法について解説します。「高額すぎて躊躇している」「そこまで予算が組めない」といった人は、ぜひ参考にしてみてください。

 

➀自分でシロアリ駆除する

自力でシロアリを駆除できれば、業者へ依頼するより費用が安く済みます。自力での駆除と業者でどのくらい費用が異なるのか、30坪の施工を想定して比較します。

 

【自力駆除と業者依頼の費用を比較】

自力 業者
約41,000円 約322,000円

※30坪の施工を想定

 

この場合、業者へ依頼するよりも自力駆除の方が約87%の費用を節約できます。ただし、費用面ではメリットがあるものの、自力ではシロアリ駆除に漏れがあるかもしれません。

 

このように、自力駆除には注意点があるので十分理解しておきましょう。

 

➁シロアリ被害にあう前に予防対策を行う

シロアリ被害にあう前に予防対策を行えば、駆除よりも費用を抑えられます。予防と駆除は施工内容に大きな違いはなく、初回の施工であれば費用面も差はありません。

 

しかし、同じ業者へ継続して予防対策を依頼する場合、費用を割引してもらえる可能性があります。予防対策の有効期間は約1~5年(薬剤の種類により異なる)ので、この周期で定期的に予防対策を依頼してみましょう。

 

➂相見積もりをとる

業者へ依頼する際は相見積もりをとると、費用を抑えられる場合があります。業者ごとに費用の設定基準が異なるため、複数の業者へ見積もりを依頼してなるべく安い業者を見つけましょう。

 

ただし、安さだけで判断するのはNGです。詳しくは次項から解説するので、ぜひ参考にしてください。

 

費用が安すぎるシロアリ駆除業者は要注意!

御見積書とボールペン

費用が安すぎるシロアリの駆除業者は、以下2点のリスクがあるので要注意です。

 

<費用の安すぎる業者の注意点>

  • 施工のクオリティが低い
  • 追加費用を請求される恐れがある

 

必ずしもこの2点が当てはまるわけではありませんが、「安さ」には理由があります。業者のホームページを確認し、駆除料金が相場よりも安い理由を確認しましょう。

 

シロアリ駆除の費用に関するよくある質問

シロアリ駆除の費用に関して、よくある質問を2つ紹介します。これらを参照して、費用についての疑問・不安を解決しましょう。

 

賃貸のシロアリ駆除費用はだれが払う?

賃貸物件の場合、シロアリ駆除の費用は大家さん(貸主)が支払います。なぜなら建築基準法第8条において、建築物の状態維持は所有者が行う旨が記載されているためです。

 

ただし、入居者(借主)が自ら設置したもの(木材や植物など)が原因でシロアリが発生した場合は、駆除費用を自己負担しなければならない可能性があります。念のため、シロアリが発生した際は大家さんへ相談して、その後の対処を相談しましょう。

 

シロアリ駆除費用に補助金は使える?

シロアリ駆除が対象となる補助金はありません。しかし、シロアリの被害は所得税法施行令第9条における「雑損控除」の対象なので、所得控除が受けられます。

 

雑損控除の注意点として、以下の場合は所得控除の対象外です。

 

<雑損控除の対象外となる費用>

  • シロアリ被害を未然に防止する費用
  • 駆除とともに行う予防の費用

 

雑損控除は緊急性を伴う場合にのみ適用されるため、被害を受けていない状態でのシロアリ予防は対象外です。上記の条件を理解した上で、所得控除の申請を行ってみましょう。

 

まとめ

シロアリ駆除は業者へ依頼すると、1坪あたり10,000円以上の費用が請求されます。決して安い費用ではないので、施工費用の内訳や高額な料金設定の理由などに納得した上で業者へ依頼しましょう。

 

自力での駆除・予防も可能ですが、業者ほどクオリティの高い施工は難しいです。費用面だけにとらわれず、「家を守る」目的を忘れないようにしましょう。

 

「コダマサイエンス」では、施工後5年間にわたりお客様の住宅をお守りします。保証期間内にシロアリが発生した場合は、無料で再施工させていただきます。

 

施行のクオリティはもちろん、費用面についても安心できる業者をお探しの際は、ぜひコマダサイエンスをご検討ください。

 

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