コラム
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- 自分でできるシロアリ予防・対策まとめ|リスクや費用についても解説
自分でできるシロアリ予防・対策まとめ|リスクや費用についても解説
シロアリ予防・対策を自分で始めようとしても、「何からすべきか」「費用はどのくらいかかるのか」など戸惑うかもしれません。そこで今回は、自分でもできるシロアリ予防・対策の方法やリスク、費用について解説します。
シロアリの予防・対策は自力でできる?
シロアリの予防・対策は自力でもできます。
以下の方法であれば、自宅で実践できるので試してみてください。
<自力でできるシロアリの予防・対策方法>
- 木材を自宅周辺に放置しない
- 建物の基礎部分を換気(風通しを良くする)
- 日陰になるようなものを自宅周辺に置かない
- 水漏れやひび割れ箇所は修理してシロアリが集まらないようにする
- ベイト剤(駆除用の薬剤)を散布する
木材や日陰、湿気などの条件はシロアリが好む場所です。木材の撤去や基礎部分の風通しなど意識するだけでも、シロアリが集まりにくい環境を作れます。
ただし、薬剤散布については専門的な知識やノウハウも必要なので、業者への依頼も検討しましょう。次からは、より詳しい予防・対策方法について解説します。
自分でできるシロアリの予防・対策
自分でできるシロアリ予防・対策方法についてお伝えします。専門的な予防・対策方法についても触れているので、できる範囲で実践してみましょう。
➀木材などのシロアリの餌になるものを置かない
木材などはシロアリにとって主要な餌となるため、自宅周辺に置かないよう気を付けましょう。
以下は、シロアリの餌となるものの例です。
<シロアリの餌>
- 木材
- 段ボール(植物性のもの)
- 断熱材
- プラスチック類
断熱材やプラスチック類は、木材など主要な餌がなくなった際に食べられます。自宅の庭や物置などをチェックして、シロアリの餌となるものがないか確認しましょう。
真冬を除き、シロアリは活動します。気になるものがあれば、すぐに撤去することをおすすめします。
➁建物の基礎の風通しを良くする
建物の基礎部分(床下)は風通しを良くして、シロアリの繁殖を防いでください。シロアリは暗く、高温多湿の場所を好みます。
建物の基礎部分はこれらの条件を満たしやすい場所なので、風通しの改善で対策しましょう。対策方法はシンプルで、床下へ通じる通気口付近にものを置かないことです。
より効果的な対策を行う場合は、シロアリ防止を目的とした調湿剤を床下に撒いてください。湿気を防ぎ、シロアリの繁殖を予防しやすくなります。
➂水漏れを放置しない
シロアリ対策を講じる上で、水漏れの放置はNGです。シロアリは湿気のある場所を好むため、水漏れ箇所の周辺(腐敗した木材など)に集まってくる可能性があります。
自宅内の水漏れを確認する方法について解説しますので、ぜひ試してみてください。
<水漏れの確認方法>
- 蛇口をすべて止める
- 水道メーターのパイロット(メーターの左部分にある銀色の部品)を確認する
- パイロットが動いている場合は水漏れあり
- 水漏れ箇所を特定する場合は、自宅内の止水栓を一つずつ止めてパイロットを確認する
②までの段階で水漏れが確認できた場合、業者へ連絡して詳細をチェックしてもらう方法もあります。すぐに修理を行い、シロアリが寄り付かないよう対策しましょう。
➃ひび割れを放置しない
自宅にひび割れ箇所が見つかった場合、そこからシロアリが侵入する可能性もあります。新築や鉄筋コンクリート造りであったとしても、ひび割れ箇所があればシロアリは侵入してきます。
シロアリは断熱材も食べてしまうため、木材の少ない鉄筋コンクリート造りの建物でも安心できません。被害拡大のリスクを抑えられるよう、ひび割れは放置せずに修理しましょう。
➄ベイト剤を設置する
ベイト剤を設置すると、巣にいるシロアリを駆除できます。ベイト剤とは、シロアリにとっての毒が含まれた餌を設置して、それを巣に持ち帰らせてから死滅させる薬剤です。
なかなか出てこないシロアリにも有効なので、駆除+予防方法として活用されています。
駆除業者が行うシロアリの予防・対策
シロアリ駆除業者が行う予防・対策方法について解説します。それぞれ特徴や安全性が異なるため、業者へ依頼する前に把握しておきましょう。
➀バリア工法
バリア工法とは、駆除剤を土壌や木部へまんべんなく散布する駆除方法です。即効性がある一方で、駆除剤の種類によっては人体やペットへ影響を及ぼす場合がありますので気を付けましょう。
バリア工法を行う業者へ依頼する際は、「日本しろあり対策協会の認定」があるか確認しましょう。協会では消費者への安全性を考慮して、駆除剤の審査基準が設けられています。駆除のクオリティ+安全性を考慮する場合は、このチェックを欠かさないようにしてください。
➁ベイト工法
ベイト工法とは、駆除剤を巣まで持ち帰らせ、巣にいるシロアリを丸ごと駆除する方法です。具体的には、駆除剤の入った専用の容器を地面に埋め、よってきたシロアリに餌を持ち帰らせます。
即効性は期待できないものの、人体への影響はなく、餌が入っている限り効果が持続します。ただし、餌の定期点検が必須であるため、バリア工法よりも費用がかかります。
安全性を重視したい人は、ベイト工法を検討してみましょう。
自力で薬剤散布による予防・対策を行うメリット・注意点
自力で薬剤散布を行う場合は、予防・対策のメリットと注意点についても理解してください。特に、注意点は効果や安全性につながるため、十分チェックしておきましょう。
メリット➀:費用が安い
自力で薬剤を散布する場合、業者へ依頼するよりも費用が安く済みます。10坪の範囲に散布することを想定して、費用の違いを見ていきましょう。
【費用の差について】
自力で散布する | 業者へ依頼 |
約19,000円 | 約107,000円 |
※自力での散布には、軍手やマスクなどのグッズも含める
使用する駆除剤の種類によって費用は変動するものの、自力で散布する方が費用はかかりません。ただし、次から解説する注意点にも目を通し、業者へ依頼すべきか十分検討してください。
注意点➀:予防・対策の確実性が薄い
自力でのシロアリ予防・対策では、効果の確実性に期待できません。シロアリ予防・対策で大切なのは以下の2点です。
<シロアリ予防・対策で重要なポイント>
- シロアリの侵入経路、発生場所を想定する
- 駆除剤を適切な場所と量で散布する
散布する場所や量については、駆除剤の説明書などでわかります。しかし、侵入経路・発生場所は素人判断では難しいかもしれません。
業者ならば、専門知識と技術があるため、シロアリが侵入する場所を隅々まで対策してくれます。徹底した駆除を行いたい人は、業者へ依頼して予防・対策を行ってもらいましょう。
注意点➁:素人の作業は危険が伴う
シロアリ予防・対策は床下作業や薬品の使用を伴うため、素人が作業するには危険です。薬品には人体へ影響を及ぼすタイプもありますので、マスクやゴーグルなどを付けていても気を付けなければなりません。
さらに、床下作業は狭い空間で動く必要があるため、素人では住宅そのものを傷付けてしまうリスクがあります。少しでも作業に不安を感じる場合は、業者へ相談・依頼しましょう。
注意点➂:駆除業者の予防・対策に保証が付くことがある
駆除業者へ依頼すると、予防・対策に対して保証が付くこともあります。例えば、「保証期間中にシロアリが再び発生した場合は、再度施工を行う」といった保証です。
サービスが充実している業者であれば、無料点検サービスなども付いています。より徹底した駆除にもつながるため、業者での施工も検討してみましょう。
駆除業者にシロアリの予防・対策を依頼した場合の費用
一般財団法人経済調査会の統計によれば、駆除業者にシロアリ予防・対策を依頼した際の費用は10,725円/坪(3,250円/㎡)です。料金設定は坪・㎡のどちらかで提示されています。
坪単位で提示されるケースが多いですが、㎡単位の場合は料金が安く見えるので注意しましょう。1坪=約3.3㎡なので、㎡単位を坪単位に直す際は、提示された料金の約3倍で計算してみてください。
まとめ
シロアリ予防・対策は自力でも可能ですが、本格的な駆除を行うのであれば業者へ依頼する方が無難です。自力では徹底した駆除ができない可能性がある他、ケガなどのリスクもあります。
以下の方法であれば、自分でも手軽に行えるので参考にしてみてください。
<自力でできる予防・対策方法>
- 木材を放置しない
- 床下は風通しを良くする
- 水漏れ、ひび割れがないか確認する
業者への依頼を検討している人は、ぜひ「コダマサイエンス」へもご相談ください。コダマサイエンスでは、お客様の安心・安全を第一に考え作業を行います。保証期間も付いてくるので、長年にわたってシロアリ駆除や予防・対策ができます。