お知らせ

公益社団法人日本しろあり対策協会 第58回全国大会が松江で開催されました。

     コダマサイエンスが加盟する、公益社団法人日本しろあり対策協会は、昭和34年の旧社団法人設立以来、半世紀を超える歴史があります。建築物、工作物等のシロアリによる被害及び腐朽の防止を推進する、わが国唯一の公益団体として、公共の福祉の増進に尽力し続けています。また、公益社団法人移行後3年目として、諸活動を通じてシロアリ防除対策への社会的関心を高めるとともに、関係機関・諸団体とも協力して、消費者から信頼される体制の充実に努め、業界の発展・躍進を目指しています。

今年の全国大会はメインテーマを「自然とご縁に感謝」と題して、地元松江市で開催されました。過去2000年の第43回大会に続いて二回目の松江市開催となります。

当日は曇り模様から時々陽がのぞく空模様の中、穏やかな湖面を渡る風も心地よい一日で、全国から協会員並びに関係団体などの皆様が、松江に集まりました。

会場のホテル一畑  ホテル一畑(大会看板)

会場のホテル一畑(松江市)                     玄関の看板

宍道湖としじみ漁 しじみ漁

当日の宍道湖畔                         しじみ漁が見られました

 

市民講座

 10:30~12:00 東館2F 平安の間

 講師 東京大学名誉教授 養老猛司氏

 演題 「虫と自然と、そして島根県」

開演前

養老先生講演会開演前

 公益社団法人日本しろあり対策協会が会員のみならず、広く市民の皆様も参加していただく講演会です。「バカの壁」が400万部を超えるベストセラーとなり、その後もベストセラーを連発した執筆家としての養老先生の講演とあって、あらかじめ入場希望を募り、入場整理券を発行しました。それでも開演を前より席が埋めつくされ、養老先生の人気を伺えました。

 養老先生は島根県とも関係が深く、「たくさんの虫が観察できるから」(本人談)と、飯南町や邑智郡など県内各地に何度も訪れておられます。

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島根とのつながり、人は約7年で全ての細胞が生まれ変わっている、などの興味深いお話を1時間半の間、お話されました。

 

式典の様子

13:00~14:00 東館2F 平安の間

 開会のことば 中国しろあり対策協会会長 奥 田 義 明

 挨  拶    日本しろあり対策協会会長 土居 修 一

 祝  辞    国土交通省住宅局長    由 木 文 彦 様

          島根県知事         溝 口 善 兵 衛 様

          松江市長           松 浦 正 敬 様  など

会長挨拶  式典

開会に続いて、祝辞、大会宣言の採択、表彰式、謝辞、閉会のことばと式典は執り行われました。

 

研究発表会

14:30~17:00 東館2F 平安の間

式典に続いて、会員の中から5研究の発表をおこないました。どれもち密な取材・調査をもとに興味を惹くものでした。

●シロアリ対策ケーブル「ありタフ!」の開発及び検証結果報告
曽我部聖司
 
●イエシロアリ営巣を用いた木部処理防蟻試験報告
廣瀬博宣
 
●鹿児島県でのアメリカカンザイシロアリ駆除事例報告(第2報)
國生哲也
 
●カンモンシロアリの現場での判断について
奥田秀樹
 
●広島市中心部におけるイエシロアリ生息調査
東貴光、青木正憲
 

懇親会

18:00~20:00 東館2F 平安の間

会員並びに関係者が一同に介しての懇親会は、コダマサイエンスのスタッフも詰めかけて和やかな会食でした。遠方の企業スタッフと名刺交換からはじまり、仕事の話で盛り上りました。
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